2番煎じMEMO

「どこかで見たことあるよ」的な内容を中心に  Mac のことなど いろいろ

Quicksilver 再び

welcom

OSをクリーンインストール後、ぼちぼちと作業環境を再構築している最中で、 Quicksilver をインストールしました。

昔々アイデア次第でなんでもかんでも出来てしまう、この「Quicksilver」というアプリケーションにはまり、毎日のようにいじり倒していました。

 

久々に使ってみると、⌘command+英数(JISキーボードのみ)の呼び出しホットキーの裏技的な設定が未だ健在、懐かしい。

 spaceキー で階層移動・QuickLookの表示、⌘command+return で「Alternate Action」を実行、「Event Trigger」の追加など、僕の知らない新しい機能も追加されてました。

 

このアプリケーションを使う一番の理由は、この見た目がかっこいいから。

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 (インターフェイスプラグインを追加して変更可)

使い勝手もよく、手に馴染みます。

 

 

Blacktree による開発が止まってオープンソースになって以降、現在の Quicksilver は下記サイトからダウンロードできます。

qsapp.com

 

あえて書くけど Quicksilverドネーションウェア(寄付)です。「フリー」ではありません。最近いろいろ気になることがあるので・・・。

 

 

 Quicksilver とは?

初めての人にとっては「Quicksilver」って何者?となるので簡単に説明します。

ランチャであったり、ファイルブラウザであったり、Safari の履歴・ブックマークをブラウズできたり、AppleScriptの実行、コマンドの実行、iTunesのライブラリにアクセス・再生する(※)・・・などなど。

プラグインを追加インストールすることによって、様々な機能が追加されていくアプリケーションです。

 

(※)iTunesの環境設定で「iTunes ライブラリ XML をほかのアプリケーションと共有」する設定にしておく

 

 

最初に設定したホットキーで Quicksilver のウインドウを呼び出して操作していきます。

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Quicksilver のウインドウは

  • 1st Pane - Object(ファイルなど対象とするもの)
  • 2nd Pane - Action(行動)
  • 3rd Pane - Argument(引数)

の3つのペインによって構成されます。それぞれのペインで半角英数のキーボード入力で目的のものを選択していき、ペイン間のフォーカス移動は tab(or shift+tab) 、最終的に returnキー で実行します。

 

日本語でいえば

「(1stPane)〇〇を  (2ndPane)□□する  (3rdPane)△△で

の文章を Quicksilver 上で完成させて実行するようなものです。

 

 

 

Quicksilver の基本的な使い方の例

Quicksilver を呼び出して、例えば(半角英数入力で)「s」と入力します。

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1st Pane に Safari が表示されて、このまま returnキー で実行すれば、Safari が起動します。

もし 1st Pane に他のものが表示されていたなら、「safa」とか入力して Safari を選択します。また下のサブウインドウを or などでブラウズして選択することもできます。

 

このあたりの使い勝手は学習して、入力した文字に対してよく使うものがより上位に表示されるようになっていきます。(省略語を設定することも可)

 

spaceキー or or /Safari の履歴やブックマークをブラウズしていくこともできます。

(要 Safari Plugin)

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 webページを選択して space もしくは ⌘command+Y でQuickLook表示します。

 

 

 

いろいろショートカットキーなど

 ⌘command+esc(サービス)

Finderで選択しているファイルや、最前面のアプリケーションで選択しているテキストを1stPaneにピックアップした状態で、Quicksilver を呼び出します。

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似たようなショートカットキーに、Quicksilver のウインドウを表示しておいてから ⌘command+G で Finderで選択中のアイテムをピックアップできます。

 

 

 

「=」を入力してから計算式を入力

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(要 Calculator Plugin)

 

 

 

「.」ピリオドを入力してからテキスト入力

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「,」コンマで複数アイテムを選択

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 不可視ファイルやパッケージ内をブラウズ

 ⌥option+ でフォルダ内の不可視ファイルを見ることができたり、アプリケーションなどのパッケージ内のフォルダにアクセスできます。

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Command Object を使う

例えば「システムをスリープさせるスクリプト」を実行するように Quicksilver で下のように表示する。

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ここで ⌃control+return を入力すると、Command Object と呼ばれるものになり、 『「システムをスリープさせるスクリプト」を実行すること』が 1stPaneに集約されてウインドウを開き直します。

 

こうやって例えば「Run after Delay...」Action で実行したりします。

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こんな感じで Quicksilver には、まだまだいっぱい機能があります。

 ほんとにキリがないので、どこかに詳しいサイトはないかなあー?

・・・・

・・・

・・

あった!

わかばマークのMacの備忘録 : Quicksilver

( ´_ゝ`)。o0(わざとらしい・・・)

 

まあ古いけど、内容は似たようなものです。

 さあ、また Quicksilver 使っていきましょう。

 

 

スクリーンショットの保存先を変更する defaults コマンド

shift+⌘command+3 , shift+⌘command+4 (+space)などのショートカットキーで撮影されるスクリーンショットは、通常「デスクトップ」フォルダに保存されます。

 

この保存先を defaults コマンドで変更することができます。

$ defaults write com.apple.screencapture location 保存先フォルダのパス

 

例えば「ピクチャ」フォルダを指定するならば、次のコマンドを実行します。

$ defaults write com.apple.screencapture location ~/Pictures

 再ログイン後に有効になります。

 

こうやって書いておかないと、弄ったことを忘れてしまうのでメモしておきます。

man defaults

 

 

 

Gatekeeper によって開かないアプリケーションを開く

先日OSをクリーンインストールし、現在は新しい作業環境をぼちぼち構築しているとこです。今度の環境では使うアプリケーションを少し減らしていこうと思い、Gatekeeper の設定で

Mac App Store と確認済みの開発元からのアプリケーションを許可

にしてみました。

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(以前は気にもすることなく、当然のように「すべてのアプリケーションを許可」にしてましたが・・・ macOS Sierra ではこの項目すら無いようで)

 

当然ながら Developer ID の署名がされてないアプリケーションが起動できないわけで、ググってみると Apple Support のページからコンテキストメニューから「開く」だけでOKと知りました。(´・∀・`)ヘェー

 

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↓この確認ダイアログで「開く」を実行すると、管理者パスワード入力を経て、アプリケーションが無事開くことができます。次からは確認なしで開きます。

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(´・∀・`) ナン〜ンダ

こんな簡単なことなら以前から Gatekeeper を有効にしておけばよかったです。

 (macOS Sierra でも同様に、コンテキストメニューから開くことによって、個別のアプリケーションやパッケージファイルなどを開くかどうか選択できるらしい。)

 

いろいろググってたら、spctlコマンドを使って Gatekeeper を有効無効にしたりできるらしいです。

XCode 7.2 日本語化計画 アプリ 開発ガイド

Gatekeeperの機能が強化されたmacOS 10.12 Sierraで未署名のアプリを起動する方法。 | AAPL Ch.

 

その他参考

Developer ID and Gatekeeper - Apple Developer

man spctl